みんなどうやって老後に備えているのか
厚生年金の受給額をみると、年金だけでは生活できない方が多いと分かりましたね。株式会社エイチームフィナジーの先ほどの調査より、老後にどうやって備えている人が多いのか、その結果をみていきます。
「積み立て貯金(自分で)」(35.6%)「個人年金保険への加入」(20.4%)「つみたてNISAへの加入」(17.9%)「idecoへの加入」(12.0%)「副業している」(10.5%)という結果になりました。
貯蓄の基本は安全性の高い貯金です。コツコツと積み立てて貯金している方が多いですね。他に個人年金保険、つみたてNISA、iDeCoなど、運用を取り入れている方もいました。
貯金にあわせて運用を取り入れる方法も、つみたてNISAやiDeCoのように運用益が非課税になる制度がある現代では良い選択でしょう。リスクはありますが、毎月積み立てることで買付時期を分散し、リスクをある程度抑えることも可能です。
投資対象によりパフォーマンスが変わるので、長期間投資しても良いと思える先を選びたいですね。積立投資は利息に利息がつく複利の力も期待できます。
自分に合った老後の備えを考えよう
繰下げ受給の年齢が拡大されますが、老後資金のためにどのような方法をとるのかは人それぞれです。先ほど副業という方もいましたが、働くことも一つの選択。それ以外に貯金や運用なども取り入れて、いくつもの方法で備えると安心度も高まりますね。
今回の調査を参考に、老後について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 年金制度改正法(令和2年法律第40号)が成立しました|厚生労働省
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
- PRTIMES「老後の資金計画と年金受給改正法に関する意識調査を実施 年金受給改正法を受け、約4割が“65歳以降も働きたい”」
- 厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)
宮野 茉莉子