株式投資をする上で、配当金や株主優待を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際にお金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、リターンを実感しやすいです。
しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。
今回は日本たばこ産業・JT(2914)について、「1年前に100株買っていたとしたら、株主優待・配当金・株価変動含めてトータルでリターンはどのくらいだったのか」を見ていきたいと思います。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
JTの配当金のリターンはいくらか
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出所:日本たばこ産業・コーポレートサイト
JTの株式を2021年2月25日の始値(1928円)で買い、持ち続けたとすると、中間配当、期末配当の2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
中間配当は65円、期末配当は75円でした。
配当金のリターンは、計140円でした。
JTの株主優待のリターンはいくらか
JTは、株主にグループ商品の利用を通じてグループ事業を理解してもらうため、株主優待を実施しています。
なお、次回(2023年)の株主優待商品の発送をもって、株主優待制度を廃止する計画が示されています。
現行の株主優待は、12月31日基準日の株主の中から、株式100株(1単元)以上を1年以上継続保有している株主に対し、12月31日現在の株式保有数に応じて以下相当額の商品を提供するという内容です。
- 100株以上200株未満保有の株主:2500円相当
- 200株以上1000株未満保有の株主:4500円相当
- 1000株以上2000株未満保有の株主:7000円相当
- 2000株以上保有の株主:13500円相当
なお、JTの場合「株式100株以上を1年以上継続保有」とは、同一株主番号で2020年12月31日、2021年3月31日、6月30日、9月30日、12月31日現在の株主名簿に記載または記録されており、そのすべての時点での保有株式数が100株以上であることが条件となります。
そのため、今回の検証のケースでは優待はもらえないこととなります。
JTのトータル・リターンはいくらか
2021年2月25日の始値は1928円で、2022年2月24日の終値は2191.5円でした。
株価変動による値上がり益は263.5円でした。
配当金が140円ですのでトータル・リターンは403.5円となり、リターンは20.9%となりました。
まとめにかえて
JTの株式の年間リターンは20%を超えました。
どのように感じられたでしょうか。
優待は今後廃止される見通しですが、配当と株価動向については、今後も注目です。
参考資料
石津 大希