内閣府の調査からわかった「年収と満足度」の関係

内閣府の「満足度・生活の質に関する調査」に関する第4次報告書によると、年収が増加するにつれて満足度が高まる傾向にあることがわかります。

出所:内閣府 満足度・生活の質に関する調査(2019 年調査・2020 年調査)

しかし、その傾向は「年収3000万円~5000万円」で頭打ちとなります。

  • 500万円~700万円:4.82
  • 700万円~1000万円:5.28
  • 1000万円~2000万円:5.86
  • 2000万円~3000万円:6.27
  • 3000万円~5000万円:6.37
  • 5000万円~1億円:5.61
  • 1億円~:5.25

1000万円~2000万円世帯の満足度が5.86なのに対して、1億円以上の満足度は5.25。なんと、年収1000万円と年収1億円を比べると、満足度では年収1000万円の方が高いことがわかったのです。

ただし、調査対象であるサンプル数は1億円以上のゾーンで少なくなっています。調査対象が十分でないという課題は残ります。