20~70代までの年代別の貯蓄額を確認
貯蓄を持っている人と持っていない人の差は、年月とともに開いていくことが予測できます。そこで同調査の年代別の平均貯蓄額も見てみましょう。
二人以上世帯は年代が上がるに従って平均値も中央値も増えていますが、単身世帯の平均値は年代が上がると増えるのに対し、中央値は30代から減っていき50代が一番少なくなっています。60代は退職金が入ることで増えたと推測できるでしょう。
年代が上がるに従って平均値と中央値の差が開いていくのは、二極化が時間の経過によって増幅されてしまった結果といえるのではないでしょうか。貯蓄ができる人は年々貯蓄額が積み上がっていくので、貯蓄がない人との差が激しいのが50代といえます。