貯蓄だけでなく運用も視野に

この記事をご覧いただいて、今のままでは将来不安だと感じた方もいらっしゃったのではないでしょうか。だからといって元本保証のない運用などは怖くて手を付けられないという方も多くいらっしゃると思います。

しかし、世界に目を向けると資産運用に対する考えは大きく違うようです。

日本銀行調査統計局の「資金循環の日米欧比較(図表2 家計の金融資産構成」」から、欧米と日本の一般家庭の資産構成を比較してみましょう。

【図表】金融資産の構成を比較

【出典】日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較」

【現金・預金】

  • 日本…54.3%
  • 米国…13.3%
  • ユーロエリア…34.3%

【債務証券・投資信託・株式等】

  • 日本…15.7%
  • 米国…55.2%
  • ユーロエリア…29.6%

米国に関しては資産の半分以上が運用に充てられ、ユーロエリアでも預金額とほぼ同等の資産が運用にあてられていることがわかります。日本では資産運用は富裕層の人が中心にやられているイメージがありますが、世界で見ると多くのご家庭で取り入れられていることがわかります。世界的に見ると運用に対して積極的な方が多いようです。