2月も後半に突入しました。3~4月は新年度に向けて何かと出費が続く時期でもあるので、今のうちにしっかり貯蓄計画をたてておきたいところです。

実は、意外と「貯蓄0円」世帯が多いことをご存知でしょうか。今回は金融広報中央委員会発表の「2020年 家計の金融行動に関する世論調査」を参考にしながら、その実態をさぐります。

また「貯蓄0円」を脱して「お金を貯める」方法についても見ていきましょう。

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意外に多い「貯蓄0円」世帯

金融広報中央委員会の「2020年 家計の金融行動に関する世論調査」によると、貯蓄0円(金融資産非保有世帯)の割合は「単身世帯」で36.2%、二人以上世帯で「16.1%」です。

数字だけを見ると、意外に多いことがわかります。本調査における「金融資産」は預貯金のほか保険、有価証券、その他金融商品を含み、日常生活に使われる預貯金は含まれていません。

生活口座の残高でやりくりしている方もいるとは思いますが、この場合は「貯蓄0円」に含まれます。

突発的な出費があったときにリスクのある「貯蓄0円」。これからお金を貯めようと思った場合、どのような方法が有効となるのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。