私立中学に通う家庭の年収状況
次に私立中学に通う家庭の年収について見ていきましょう。こちらも文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」調べです。世帯年収の構成比は以下の通りで、年収1000万円未満は47.7%、1000万円以上は52.3%。ボリュームゾーン(最も多い層)は1200万円以上の35.5%でした。
調査結果から、年収1000万円以上が半数を占め、年収1000万円未満でも私立中学に通学していることが解ります。ただし、1000万円以下の家庭は年収に占める教育費の比率が高すぎるため、祖父母からの援助、教育費以外の支出を絞るなど相当の工夫が必要です。
【私立中学:世帯の年間収入段階と構成比】
- 400万円未満:3.9%
- 400万円~599万円:7.2%
- 600万円~799万円:16.8%
- 800万円~999万円:19.8%
- 1000万円~1199万円:16.8%
- 1200万円以上:35.5%
次に公立中学に通う家庭の年収についても見てみましょう。世帯年収の構成比は以下の通りで、年収1000万円未満は84.5%、1000万円以上は15.5%。ボリュームゾーン(最も多い層)は400万円~599万円の26.1%でした。調査結果から、公立中学校では年収1000万円以上の家庭は少数派に属します。
【公立中学:世帯の年間収入段階と構成比】
- 400万円未満:14.2%
- 400万円~599万円:26.1%
- 600万円~799万円:25.4%
- 800万円~999万円:18.7%
- 1000万円~1199万円:10.1%
- 1200万円以上:5.4%