【最新版】国民年金と公的年金の平均受給額
年金制度への不安はここ数年でとくに高まったように感じますが、現役世代のもつ老後への不安感を映し出していると捉えれば先程の順位も納得の結果といえるかもしれません。
とはいえ、やみくもに不安になるだけでなく、正しく恐れて適切な対策を取ることが大切です。
その足がかりとして、まずは最新版の年金受給額の水準を確認していきましょう。
国民年金の受給額の最新データ
まずは、国民年金の平均年金月額をご紹介します。
厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考にみていきましょう。
国民年金の受給額【平均】
〈全体〉平均年金月額:5万6252円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9040円
- 〈女性〉平均年金月額:5万4112円
国民年金は、原則、日本に居住する国民すべての人に加入義務があります。
20歳になると国民年金保険料の支払義務がありますが、学生の間は学生免除を受ける方も多いかもしれません。社会人になれば年金保険料を納めている方が一般的でしょう。
職業別では、おもに自営業の方が対象になります。
毎月の年金保険料の金額は全員一律となっているため、現役時代の年収が高い方も低い方も負担額は同じです。
そのため、受給月額にも大きな個人差はなく、5万円台が平均的な年金額となっています。