宿根草
地上部が枯れて根だけが残る種類を宿根草と呼び、多年草とは区別される場合もあります。宿根草は多年草に含まれるため、多くの場合は多年草と同様に扱われています。
一年草、多年草を上手に育てるポイントとは?
多年草
地植えの場合も鉢植えの場合も特に大きな違いはありません。季節ごとの日当たり、建物の影、日照時間、風通しをあらかじめチェックしてから植えるようにします。
特に多年草を地植えにする場合、いったん植えてしまうと移動がしにくいので植える場所は吟味が必要です。
多年草のなかには、夏の高温多湿が苦手な品種もあります。日当たりがよい場所に植えたとしても、夏の高温や直射日光で弱ってしまう場合もあるので注意しましょう。
地植えの場合は、水やりは控えめに。肥料も年1回程度で十分です。鉢植えの場合は土が乾燥したら水をたっぷりあげるようにしましょう。肥料も花が咲いている期間は月1回などの頻度であげるようにします。
多年草は地上部が枯れていても根は生きている植物です。鉢植えの場合は、冬の間でも適度な水やりが必要になるので様子を見ながらあげるようにしましょう。
一年草
種からも育てやすいのが一年草のおもしろいところ。朝顔を育てた経験がある人はイメージしやすいのではないでしょか。芽が出て、花が咲き、やがて種ができて枯れていくのが一年草の生育サイクルです。
株を元気に大きく育てるのに必要なのは、日当たりと水やりと肥料。それぞれの植物の特性に合わせた生育環境にしてあげることがポイントです。
特に一年草は花を次々と咲かせる品種が多いので、適度に肥料を補ってあげることが上手に花を咲かせるポイントになります。やりすぎは弱らせる原因にもなるので、決められた量をあげるようにしましょう。
夏の酷暑期などは水を朝晩やる必要も出てきます。水が足りないと株が弱る原因にもなるので、気温が上がる季節は植物の様子を観察しておくことが大事です。
植物の種類によっては、多湿を嫌う種類などもあります。鉢に寄せ植えする場合も、同じ性質をもつ植物同士を植えるとよいでしょう。