雪印メグミルクは2022年2月9日、4月1日出荷分から家庭用チーズ35品を4.3〜10.0%値上げすると公表しました。去年末から相次ぐ、食料品の値上げ。家計への影響が気になりますね。

少し前の調査になります※が、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査」によると、世帯の所得の中央値は437万円でした。日本の標準世帯は「年収400万円台」と考えられます。

とはいえ、実際に夫婦の働き方や年収は人それぞれです。今回は日本の世帯の所得や個人の年収を確認しながら、標準世帯である「年収400万円台世帯」のみんなの貯蓄・負債等も確認していきます。

※編集部注:2020年の調査は新型コロナウイルスの影響で中止となっています。

日本の「標準世帯」は年収400万円台

冒頭でご紹介した厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査」より、日本の所得金額階級別の世帯数分布を確認しましょう。

出典:厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」

平均所得金額は552.3万円であり、552.3万円以下の割合が約6割を占めています。

所得を低いものから高いものへと並べて2等分した境界値である「中央値」は437万円でした。 日本の標準世帯と考えると、年収400万円台といえるでしょう。

国税庁の「令和2年分民間給与実態調査統計」によると、日本の給与所得者の平均年収は約433万円。2010(平成22)年より、平均年収は400万円台前半での推移が続いています。実際に正規と非正規雇用に分けて、年収や労働時間も確認してみましょう。