2021シーズン投打でMLBトップクラスの成績を残した、ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手は、記者・選手間投票でMVPに選出されました(※編集部注)。
ファイターズ時代にもパ・リーグMVPに輝いたこともあり、高額賞金の獲得に注目が集まりました。しかし、NPBとMLBではMVP獲得時の賞金の扱いに大きな違いがありました。
その違いとは・・・・・・?
大谷選手のNPB・MLBでのMVP受賞歴と獲得賞金の行方について、じっくり振り返ります。
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NPB時代(日本ハムファイターズ)のMVP受賞歴や賞金
まずは、日本ハムファイターズ時代の大谷選手のMVP受賞歴を回顧します。
ファイターズ時代はピッチャーとしての能力を発揮していました。好成績を残した2015年、16年に多くのMVPを受賞しています。
大谷翔平選手「NPBでのMVP受賞歴」
- パ・リーグMVP:300万円(2016年)
- オールスターMVP :300万円(2016年)
- 札幌ドームMVP:100万円(2015,16年連続受賞)
- 月間MVP:30万円(2015年3、4月度・16年6月)
15年はキャリア最多の160.2イニングを投げ15勝5敗、防御率2.24の好成績を残しました。最多勝・最優秀防御率・最高勝率にも輝いており、タイトル獲得に伴う賞金も獲得しています。
翌年はバッターとしての能力を開花させ、二刀流選手としての地位を確立します。104試合に出場し打率.322、ホームラン22本の好成績をマークしました。
7月に開催されたオールスターゲームでは4打数3安打(1本塁打)2打点と大活躍し、オールスターMVPにも輝いています。
一方、ピッチャーとしても防御率1.86と3年連続の二けた勝利となる10勝を挙げ、見事パ・リーグMVPを獲得しました。
多くの賞金を獲得してきた大谷選手ですが、そのつつましい金銭感覚はしばしばメディアで話題になりますね。
ファイターズ時代には「収入管理を両親に任せ、月に10万円のおこづかいをもらっている」「大きな買い物をせず、貯金が増える一方」といったエピソードも。