将来の年金を今から考える
男性の平均年金月額は、国民年金の人で5万9040円、厚生年金の人で16万4742円です。ただし、特に厚生年金は個人差が浮き彫りとなりました。
現役時代の収入が個々で違うことに加え、最近では働き方が多様化しています。厚生年金を抜けて、フリーランスとして独立する人もいるでしょう。
加入期間が短くなると、厚生年金の金額は少なくなります。つまり厚生年金の受給額を上げるには、「長く働く」「収入を上げる」という視点が必要ということに。
それでも難しい場合は、年金ではなく自分で資産を築くことが重要です。お金に働いてもらうために、投資信託や株式などを活用した資産運用にチャレンジするのも一つでしょう。
ただし、リターンを得るためにはリスクがつきものです。自分に合う方法、とれるリスクの範囲などを見つけていきたいですね。
今回の資料が、マネープランを考えるきっかけになれば幸いです。
なお、今回の資料では、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない、報酬比例部分のみの65歳未満の受給権者が含まれていることにご留意ください。
参考資料
太田 彩子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2025年2月9日更新)