将来の年金を今から考える

男性の平均年金月額は、国民年金の人で5万9040円、厚生年金の人で16万4742円です。ただし、特に厚生年金は個人差が浮き彫りとなりました。

現役時代の収入が個々で違うことに加え、最近では働き方が多様化しています。厚生年金を抜けて、フリーランスとして独立する人もいるでしょう。

加入期間が短くなると、厚生年金の金額は少なくなります。つまり厚生年金の受給額を上げるには、「長く働く」「収入を上げる」という視点が必要ということに。

それでも難しい場合は、年金ではなく自分で資産を築くことが重要です。お金に働いてもらうために、投資信託や株式などを活用した資産運用にチャレンジするのも一つでしょう。

ただし、リターンを得るためにはリスクがつきものです。自分に合う方法、とれるリスクの範囲などを見つけていきたいですね。

今回の資料が、マネープランを考えるきっかけになれば幸いです。

なお、今回の資料では、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない、報酬比例部分のみの65歳未満の受給権者が含まれていることにご留意ください。

参考資料

太田 彩子