夫が年収400万円台の女性の有業率は高い

夫が年収400万円台の場合、ほかの年収帯と比べて女性の有業率が高い傾向にあります。内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」より、夫の所得階級別の妻の有業率を確認してみましょう。

出典:内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」(2021年5月18日)

上記を見ると夫が「400~499万円」の場合、全年代での妻の有業率は71.9%と、他の年収帯と比べて最も多くなっています。夫の年代別にも確認しましょう。

【年収400~499万円】夫の年代別:妻の有業率

全体平均:71.9%

  • 夫が30代:68.7%
  • 夫が40代:77.9%
  • 夫が50代:78.6%

お子さんが小さいと考えられる30代は68.7%ですが、40~50代になると共働き率は約8割になりました。

総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」によると、2020年は共働き世帯が1240万世帯、専業主婦世帯が571万世帯。共働きが多い現代ですが、夫が年収400万円台だとその共働き率も高くなるようですね。

今回は年収400万円台に関わる統計をみてきました。今年の賃上げが実際にどうなるかはわかりませんが、その動向を見守っていきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子