厚生年金「ひと月10万円未満」の割合は何パーセントか

寒い日が続きますが、もうすぐ梅が開花する時期ですね。春はもうすぐそこです。

物事をはじめるのに最適な春。趣味や運動をはじめるのも良いですが、早めに備えたいのが老後のお金への対策です。

老後のお金に不安を抱える方は多いですが、その柱となるのは年金です。今回は会社員や公務員などの方が加入する厚生年金について、今のシニア世代の受給額を一気にながめたあと、ひと月10万円未満の人の割合も確認していきましょう。

「厚生年金」みんないくら貰っているのか

今回は厚生労働省「令和2年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、今のシニア世代はいくら厚生年金を受給しているのか、分布で一気に見ていきます。

全体平均月額：14万4366円

平均受給額は約14万円。男性で約16万円、女性で約10万円と約6万円の差がありました。

分布で見て分かる通り、1万円未満の方から30万円以上と大きな開きがあります。これは現役時代の収入や加入月数が影響しているためです。

ひと月20万円以上貰えれば生活できそうですが、10万円未満となると厳しいですよね。ただ、実際には月10万円未満の方も多いのです。男女に分けて、厚生年金ひと月10万円未満の方の割合をみてみましょう。