足りない生活費は自ら備えを
厚生年金が10万円未満は男性で約10.5%・女性で約48.9%でした。想像していたよりも10万円未満の方が多く感じたのではないでしょうか。
実際には個人差がありますし、夫婦であれば2人分になります。まずはねんきんネットなどで、ご自身の受給額を確認するといいでしょう。
年金も、そして毎月の生活費についても個人差があります。「わが家は足りない」のならば、個人年金保険やiDeCoといった私的年金を利用して、自分で年金を作るといいでしょう。
厚生労働省によると、令和4年度の厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)は21万9593円(▲903円)。去年度より0.4%の引き下げで、公的年金は少子高齢化の影響もあり今後減る可能性も考えられます。
自分で備えれば、「きちんと自分で積み立てている」という安心感もありますよね。
iDeCoは選ぶ金融商品によってはリスクもありますが、長期間毎月積立を行うことで、ある程度リスクを抑えることも可能です。ご自身に合ったもので老後に備える方法を、春に向けて考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)