足りない生活費は自ら備えを
厚生年金が10万円未満は男性で約10.5%・女性で約48.9%でした。想像していたよりも10万円未満の方が多く感じたのではないでしょうか。
実際には個人差がありますし、夫婦であれば2人分になります。まずはねんきんネットなどで、ご自身の受給額を確認するといいでしょう。
年金も、そして毎月の生活費についても個人差があります。「わが家は足りない」のならば、個人年金保険やiDeCoといった私的年金を利用して、自分で年金を作るといいでしょう。
厚生労働省によると、令和4年度の厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)は21万9593円(▲903円)。去年度より0.4%の引き下げで、公的年金は少子高齢化の影響もあり今後減る可能性も考えられます。
自分で備えれば、「きちんと自分で積み立てている」という安心感もありますよね。
iDeCoは選ぶ金融商品によってはリスクもありますが、長期間毎月積立を行うことで、ある程度リスクを抑えることも可能です。ご自身に合ったもので老後に備える方法を、春に向けて考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子