資格職であり、結婚後も働き続けやすいといわれる看護師。株式会社エス・エム・エスが2022年2月3日に公表した、「ナース人材バンク」「ナース専科」を利用する全国の看護師1万8130人に2021年11月26日(金)~12月15日(水)のあいだ行った「看護師の働き方に関する意識調査」によると、結婚後も仕事を続けると答えた看護師は93.8%でした。

株式会社クラレが2021年3月に小学校を卒業した子どもとその親(男の子とその親各506名/女の子とその親各527名)に行った「2021年度版 小学6年生の『将来就きたい職業』、親の『将来就かせたい職業』」によると、女の子の「将来就きたい職業」1位は看護師で8.0%です(2021年7月9日公表)。

女の子に人気のある職業「看護師」について、企業規模別の平均年収や仕事の満足度などをみていきましょう。

看護師の平均年収は500万円前後

まずは厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」をもとに、企業規模別の女性の看護師の平均年収と年齢(勤続年数)を確認しましょう。

看護師(女性)の平均給与/平均年齢(勤続年数)

  • 10人以上:490.0万円/41.5歳(8.9年)
  • 1000人以上:521.2万円/37.5歳(9.4年)
  • 100-999人:476.9万円/43.0歳(8.7年)
  • 10-99人:453.3万円/46.9歳(8.5年)

※年収の算出方法:年収=「きまって支給する現金給与額」×12+年間賞与その他特別給与額

上記を見ると、看護師の平均年収は400万円代後半〜500万円台前半ほどです。

国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、女性の平均年収は293万円。女性の平均年収と比べると約150~200万円ほど高いですね。

平均年齢は40歳前後と、育児中でも働いている方が多い印象を受けます。