「人生100年時代」では50歳はちょうど折り返し地点にあたります。
ゆとりのある老後生活を考えると、残念ながら月々の年金だけでは厳しいものでしょう。
将来、悠々自適に過ごすためには毎月おかねが入ってくる「仕組み」を作れたらうれしいですよね。そこで今回は、「月30万」=「年360万」の不労所得が得られる方法についてご紹介します。
筆者は以前に証券会社に勤めていたことから、様々な金融商品を取り扱っておりました。
そのため、今回は資産を保有することで安定的・継続的に受け取れる「インカム収入」が期待できる資産を4つピックアップします。
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不労所得1.債券
富裕層の多くが好む金融商品が、「債券」です。
国債であれば国に、社債であれば企業に、わたしたちがお金を貸している期間利息がもらえる仕組みの金融商品です。
富裕層が好む理由として、債券の期間(貸している期間)と利率(もらえる利息)があらかじめ決まっているため、資金の計画が立てやすいメリットがあるのでしょう。
また、債券の発行体(お金を貸している相手)が債務不履行にならない限りは満期時に元本が返ってくるため、一般的には他の金融商品に比べて安全商品と言われています。
とはいえ、金利状況にもよるものの、仮に2%の社債で年間360万円の不労所得のためには、元本は1億8000万円が必要になります。
新型コロナウイルス拡大後は各国の金融緩和もあり、先進国は低金利が続いているため、ある程度大きな元本を持っている人でない限りメリットは少ないと言えるでしょう。