喫茶店苦境の一方でコメダHDはいち早く業績を回復へ

喫茶店業界の廃業が増える一方で、喫茶店「コメダ珈琲」をFC展開するコメダHD<3543>の業績はコロナ禍の影響を受けたものの2022年2月期は急回復を続けており、下記の業績推移を見せています。

  • 2019年2月期 売上収益303億円、営業利益76億円、親会社の所有者に帰属する当期利益51億円
  • 2020年2月期 売上収益312億円、営業利益79億円、親会社の所有者に帰属する当期利益54億円
  • 2021年2月期 売上収益288億円、営業利益55億円、親会社の所有者に帰属する当期利益36億円
  • 2022年2月期(予想) 売上収益329億円、営業利益73億円、親会社の所有者に帰属する当期利益49億円
  • 2022年2月期Q3(累計)売上収益247億円、営業利益58億円、親会社の所有者に帰属する当期利益39億円)

コメダHDもコロナ禍の影響を受け2021年2月期は減収減益を余儀なくされました。しかし2022年2月期はコロナ禍前と同程度の業績に戻る予想であり、第3四半期(Q3)まで通期予想達成に向けて順調に進捗しています。

【図表】店舗数の推移

【出典】株式会社コメダホールディングス「2022年2月期 第3四半期連結決算説明資料」

喫茶店の廃業が進んだ2021年ですがコメダHDの業績は順調そのものです。