住宅購入を含め将来を計画的に考える
アンケート調査では30~40代の約8割が「住宅購入の希望なし」という結果でしたが、住宅購入を検討する時期も出てくるでしょう。
大事なのは「長い目でみた貯蓄計画」と、「情報収集力」です。お住まいのエリアによって相場は異なるので、全国の平均値だけでなく、実際に物件情報をみることも大切ですね。
希望の物件候補があれば、そこから頭金を逆算し、貯蓄計画を立てる必要があります。子どもの教育費も兼ねながら、計画的に貯蓄を進めたいところです。
貯蓄では、預貯金だけでなく資産運用の情報も集めてみましょう。短期戦では効果が得られにくいかもしれませんが、住宅購入の時期によっては有効なケースもあります。
また、住宅を購入する際には助成制度の情報収集も必須です。すまい給付金やこどもみらい住宅支援事業など、国や自治体から助成が出ることもあります。住宅ローン控除により、税金が優遇されるメリットも。これらはすべて申請制なので、しっかり情報収集することが必要です。
経済的な面から断念することも多い住宅購入ですが、貯蓄計画の見直しと情報収集をしっかり行い、検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 株式会社groove agent「住宅購入に対する意思や希望の有無とその理由、購入行動を起こすポイントについてアンケート調査」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」
- 国土交通省「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」
太田 彩子