年収400万円世帯が資産を増やすポイント4つ
年収400万前半世帯で、年収の倍以上を貯めているという結果を見てきました。このまま値上げなどでインフレが進行していくと、今の貯金だけでは将来の生活が難しくなってしまうかもしれません。まずは、家計を見直し無駄な支出を削っていく方法を考えましょう。
1.住宅ローンの借換えを検討する
住宅ローン等の返済をしている方は、借り換えをすることで毎月やトータルの支払いを抑えられる可能性もあります。まずはシミュレーションをしてみるとよいでしょう。ネットからも試算できますが、金融機関に尋ねてみるとより正確な金額を把握できますよ。
2.保険の見直しをする
複数の保険会社の商品に加入している方で、契約内容を見直さず、なんとなく保険料を払っているという方は、内容の見直しで固定費を削減できるかもしれません。
また「医療保険」も治療方法の進歩や入院日数の減少など、今入っている保険が現状と合わないという場合もあります。年齢が上がっていても、見直しによって保険料が抑えられるケースもありますので、問い合わせしてみましょう。
3.通信費・サブスクリプションサービスの見直し
在宅ワークが増え自宅のWi-Fiを利用しているのに、スマートフォンの通信データ容量は今までのままという方はいませんか。これからも在宅ワークが続きそうな場合は、データ容量が少ないプランへ変更してみましょう。また、インターネットプロバイダにおいても、新しいサービスや料金プランが続々と登場しています。また、サブスクリプション(サブスク)も不要なサービスに、お金を払っていないか確認しましょう。
4.お金にはたらいてもらう
せっかく家計の見直しをして節約できたお金も、銀行に眠らせておいても大きくは増えてはいきません。「お金にはたらいてもらう=資産運用」を取り入れてみるのも1つの方法です。「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」や「NISA」「つみたてNISA」など、国が後押しをしてくれている税制優遇制度を活用してみるといいでしょう。色んな制度があってどれがいいのかわからないという方は、オンラインセミナーで情報収集してみるのもいいですね。
2022年もまだ始まったばかりです。このタイミングでお金について見直しをしていくことで、貯蓄を増やす方法を見つけられるかもしれませんね。
参考資料
- 総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2021年(令和3年)12月分」
- 国税庁「令和2年分(2020年)分民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)」
グイン 安季子