お金に働いてもらうという視点

また、お金は貯金するだけでなく、お金自身に働いてもらうこともできます。銀行の金利ではほとんど増やせませんが、資産運用をすることで増える可能性があるのです。

ただし子どもの教育費などは、確実に貯めておきたいお金です。個別株などの「ハイリスク・ハイリターン」タイプを選べば、元本を大きく減らしてしまうリスクもあります。リスクを最小限にしたいなら「保障なしタイプの学資保険や個人向け国債」、少しリスクをとってでも運用したいなら「低解約返戻金型終身保険や、つみたてNISAなどの積立投資」等が選択肢となるでしょう。

本来子どもの進学や就職といった資金を貯める目的で始まったジュニアNISAは、残念ながら2023年で終了します。しかし「制度終了後も18歳になるまでは非課税」になるなど、今始めるメリットもあります。興味のある方は情報収集してみてはいかがでしょうか。

教育資金に限らず、お金を貯める方法、そしてお金を増やす方法はたくさんあります。それぞれのメリットやデメリットは、別の見方をすれば「合う人・合わない人」ともいえます。自分に合う方法について、情報収集することで見つけてみませんか。

参考資料

太田 彩子