足りない年金には自助努力が必要

厚生年金の額は、個人で差が出やすいところです。老後にいくらもらえるのかについて、平均だけで目安を知ることはできません。ねんきんネットなどを活用し、自分が今の働き方を続けた場合の目安額を押さえましょう。転職や独立をする場合、その都度確認することも必要です。

老後にもらえる年金額を知った時、「これでは足りない!」と思う方は多いです。ここで必要なのが自助努力。自分で資産をつくることが重要になります。

もし老後までに20~40年の猶予がある場合、毎月の貯金に加えて資産運用も視野に入れてみましょう。時間を見方につけた資産運用では、複利の効果でお金を増やせる可能性があります。

最近ではiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)やつみたてNISAなど、税制のメリットを受けながら少額で始められる投資も出てきたことから、資産運用に興味を持つ方が増えています。コロナ禍が後押しをしたとも言われていますね。

しかし、「人気だから」「流行っているから」という軽い気持ちで始めるのは禁物です。投資には一定のリスクがあるため、たとえ国が後押ししている制度でも、元本割れのリスクがゼロというわけではないからです。

必ず情報収集をし、メリット・デメリットを見極めた上で検討してみましょう。

参考資料

LIMO編集部