公共投資は無駄だ、と考えている人も多いようですが、公共投資は人々が考えているよりも効果が大きいと筆者は考えています(経済評論家 塚崎公義)。
景気が悪い時は財政出動で景気を回復させる
景気が悪い時は、失業者が大勢いるので、政府日銀が景気対策で景気を回復させて失業者を減らそうと頑張ります。日銀は金融緩和をし、政府は財政出動をするわけです。
財政出動には、公共投資と減税があります。公共投資は、政府が自分で橋や道路を作って失業者を建設労働者として雇うものです。減税には、所得税減税等と設備投資減税等があります。
所得税減税等は、人々の懐を温めて消費をしてもらおう、というものです。
設備投資減税等は、設備投資をすれば税金を安くするというインセンティブで設備投資を増やそう、というものです。エコカー減税などもこれに近いですね。
日本では公共投資が一般的ですが、米国では減税がよく用いられるようです。どちらにも一長一短あるので、どちらが良いという事はないようですが。