「公務員」といえば、親が子供に就かせたい職業や子供の結婚相手として人気のイメージが強いですが、皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか。
おそらく多くの方は「不景気でもリストラの心配も無いし安定して収入がもらえる」「定年したら退職金もたくさん貰える」等のイメージから「公務員=安定」という風に考える方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際は「今の時代、公務員だからと言って安心はできない。退職金だって定期的に見直されて年々少なくなっているから老後が不安」と口にする公務員の方は多いです。
そこで、今回は公務員の老後は安泰なのか?本当のところはどうなのかを公務員の退職金について詳しく見ていきながら解説していきます。
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国家公務員とは
公務員のお話をする前に、公務員の種類について説明します。
実は公務員には、国家公務員と地方公務員といって下記の2種類に分けられています。
- 国家公務員:省庁職員・自衛官・大使・裁判官・国会議員・検察官など
- 地方公務員:市区町村の役場職員・教員・警察官・消防官・自治体の議員など
地方公務員は現在、約275.7万人いますが、国家公務員は現在約58.8万人しかいません。
今回はこの国家公務員が受け取れる退職金について次の項から詳しく見ていきます。