女性と男性の賃金格差はどれくらいか

まずは、先ほどの転職サービスdoda「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」から、女性と男性の賃金差をみていきましょう。

年代別平均年収

【出典】パーソルキャリア株式会社

全体の平均年収では、40代で500万円、50代で600万円を超えるようです。しかし女性に限定すると、全年代で500万円に届きません。前回のデータを比べても、大きく増えている様子は見られませんね。

女性の平均年収が高い職種とは

それでは、女性の平均年収が高い職種にはどのようなものがあるのでしょうか。同調査から【職種分類別平均年収】ランキングをみていきたいと思います。

職業別分類別平均年収

【出典】パーソルキャリア株式会社

一部例外はあるものの、全体と女性のランキングはほぼ一致する結果となりました。

一番高いのが専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)の514万円(全体575万円)。2位が企画・管理職で438万円(同529万円)、3位がIT・通信系エンジニアで385万円(同438万円)と続きます。

上記から、女性で「年収600万円」というのはハードルが高いことが予想できますね。もう少し細かく職種を刻むと、「リスクコンサルタント(670万円)」「投資銀行業務(643万円)」「運用(ファンドマネジャー・ディーラー)(620万円)」が600万円を超えるようです。