人生100年時代!「厚生年金10万円未満」で大丈夫か
人生100年時代の足音が聞こえるこんにち。もし頼みの年金が「ひと月10万円未満」であれば、その暮らしはどうなるでしょうか。
夫婦世帯で持ち家があれば、なんとか暮らせると感じる方がいるかもしれません。しかし単身世帯で賃貸住宅住まいであれば、かなり厳しくなるでしょう。このように、「年金でやりくりできるかどうか」も世帯の状況により異なります。
年金の見込額と同じく、将来の暮らしについても考えてみましょう。またあまり考えたくないことではありますが、離婚や死別の可能性もゼロではありません。夫婦世帯であっても、いろいろな可能性に備える必要があるでしょう。
参考までに、65歳以上無職世帯の消費支出額をご紹介します。
- 二人以上の世帯:22万4390円
- 単身世帯:13万3146円
【出典】総務省「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支」
こちらのデータには、「住居費が1万円台になっている」「介護費用が含まれていない」などの特徴もあるため、ここから「自分の場合」を足し算・引き算しても良さそうですね。
「年金額」「生活費」の目安をつかみ、不足する分を自分で備える必要があります。預貯金だけでなく、資産運用などにも目を向けながら、効率よくお金を増やす方法を探ってみましょう。
情報収集をすることで、自分に合う方法を見つけていきたいですね。
参考資料
太田 彩子