買っても大丈夫な中古車、買うのを再検討した方がいいダメな中古車とは
そして本題です。メリットとデメリットがわかったところで、ここから買っても大丈夫な中古車とダメな中古車について見ていきましょう。
まず基本的に「素性がはっきりとしていて、かつアフターサービスがしっかりとしている中古車」であれば購入OKです。高年式であっても低年式であってもこの条件に当てはまるようだったらある程度の問題はクリアです。購入する中古車販売店は多少価格が高くても正規ディーラー系の中古車販売店から購入すると購入後の整備などで安心できます。大手であっても買取店からの購入の場合、保証があったとしても車によって当たり外れがあるので慎重に検討した方がいいでしょう。
逆に購入してはいけない車は裏返しとなりますが「素性がわからない上に保証もしっかりしていない」車です。割安であっても点検整備記録簿がない、販売店の保証がない車は避けましょう。販売店によっては修復歴を偽ったり水没車を何事もないように販売している悪徳な店もありますから、お店の評判をあらかじめ調べた方が後悔しないでしょう。
そしてディーラー系中古車販売店ではいわゆる「試乗車上がり」の中古車も販売されていますが、ディーラー経験がある筆者目線ではお勧めできません。新車登録から1年以内といったほぼ新車の個体も数多く、カーナビなども既に付いた車なのでお買い得感はあるかと思いますが、いろいろな人が触って乗った車ですから気分的に良くはありません。代車など試乗車とは別の用途としても使われている車もあったりしますので、可能であればこういった車は避けた方がいいでしょう。
試乗車上がりの車でもいいから高年式車がいいというのであれば、最近は少なくなりましたが「使用済み未使用車」と呼ばれる、一度ナンバーは付いているけれども公道は走っていない車で検討するといいでしょう。この場合気をつけたいのが、カーナビなどが付いていないためオプションや諸費用を含めた値段が新車とそれほど変わらないか同額以上になってしまう恐れがあることです。未使用車を検討する際は必ず新車と相見積を取るようにしましょう。