積み立て投資とは

初心者でもはじめやすい方法として、つみたて投資があげられます。

なかでも、今回は投資信託を使った積立投資について考えていきたいと思います。冒頭でも成人年齢の変更で、つみたてNISAについて例に挙げました。SNSなどでもよく情報発信されており、注目が集まっている資産運用の1つであるといえるでしょう。つみたてNISAは金融制度で、実際の運用商品は「投資信託」になります。

NISA(一般・つみたて)・ジュニア NISA 口座の買付額

【出典】金融庁「NISA口座の利用状況調査」(2021 年6月末時点)

投資信託は運用のプロに資産を託し、株式や債券などを使ってプロが運用をしてくれる金融商品です。運用成果は投資家に帰属する為、運用がうまくいけば利益を得られ、うまくいかなければ損をすることもあります。つまり、投資信託には元本保証はありません。

つみたてNISAの対象となる投資信託の中で、大部分を占めるのがインデックス投資信託になります。インデックス投信とは日本株式の場合TOPIXや日経225、米国株式の場合NYダウやS&P500、世界株式の場合MSCI指数といった代表的な指標と同じ値動きをすることを目指す投資信託です。市場の動きと連動している為、市場が下落しているときは投信の価値も下がります。

また、つみたてNISA対象の投資信託は分配金の頻度が毎月のものはない為、不労所得を毎月得ることはできません。あくまでも長期的運用で値上がりを目指す不労所得だと考えるとよいでしょう。

資産運用では短期のリターンを目指すと、リスクも高くなります。不労所得に関する情報は書籍やインターネットにたくさんありますので、どんな方法が自分にあっているか、情報収集してみましょう。

参考資料

グイン 安季子