かつてないスピードで、新規感染者数を伸ばしているコロナ禍の情勢。いよいよ各地で「まん延防止等重点措置」も適用されました。楽しみにしていた旅行をキャンセルされた方もいるでしょう。

定年退職後は、旅行を楽しみたいという方も多いですよね。悠々自適な生活をイメージされることもある、老後生活。その柱となる厚生年金と基礎年金は、いったいいくら受給できるのでしょうか。

今回は、今のシニア世代が実際に受給している「年金額」を眺めながら、老後生活の備えについて考えていきます。

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公的年金は基礎年金と厚生年金の2本柱

日本の年金制度は、基礎年金と厚生年金の2階建て構造となっています。

 1階部分の基礎年金(国民年金)は、図のように第1号~第3号までの3種類にわかれます。このうち、第2号にあてはまる会社員や公務員は、その上乗せとして厚生年金にも加入します。

では、実際にいくらぐらい受給されているのでしょうか。基礎年金と厚生年金にわけて、受給額の様子を深堀りしていきます。