お金にも「働いてもらう」
いろいろな角度から年収400万円台世帯の貯蓄事情を紐解いてきました。老後まで、まだまだ時間のある働き盛りの世代に多いであろう「年収400万円」台世帯。
住宅ローンや教育費など、避けては通れない支出を工面しながら貯蓄をしている世帯もある、ということが見えたのではないでしょうか。
貯蓄の6割以上が預貯金であることもわかりましたが、残念ながら現在では預貯金でお金を効率的に増やすことが難しい時代です。
そこで、お金の一部を「現在(いま)から」「老後」へシフトしてみることを検討してみてはいかがでしょうか。つまり、資産運用を活用しながら効率よくお金を増やしていくことです。
資産運用のポイントのひとつとして、「運用期間をできるだけ長くとること」が挙げられます。時間を味方にすることで、リスクが軽減され、リターンが安定してきます。
老後のお金対策を早めに意識していくことで、定年退職後の過ごし方の選択肢がひろがるかもしれません。悠々自適なセカンドライフを楽しむための、大切な準備の一つといえるでしょう。
お金のプロへの相談も必要に応じて活用しながら、資産運用のはじめの一歩を踏み出してみませんか。
参考資料
吉田 奈都子