バブル崩壊からおよそ10年間、いわゆる「就職氷河期」で就職活動をしてきた世代を、「ロスジェネ世代」と呼びます。2022年を迎え、ロスジェネ世代の方の中には、50代に差し掛かった方もいます。

そんな50代ですが、実は貯蓄額が二極化していることをご存知でしょうか。今回は、二極化しているといわれる「50代の貯蓄事情」を紐解いてみたいと思います。データを参考にしつつ、今後の老後対策について考えるヒントとしてみましょう。

50代の貯蓄事情「二極化」に注目

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和2年)」によると、50代二人以上世帯の金融資産保有額は、平均で1684万円でした。

 50歳代二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産非保有を含む)

  • 平均値:1684万円
  • 中央値:800万円

平均値と中央値では、2倍以上の差が開いていますね。これは一部の富裕層が平均値を押し上げていることが要因の一つです。貯蓄額を見るときは、中央値を参考にすると実態がつかみやすくなるでしょう。

実際、グラフをみるとわかるとおり、3000万円以上の世帯と金融資産非保有(貯蓄ゼロ)の世帯はほぼ同じ割合です。二極化している様子は、「平均値と中央値の乖離」や「分布のようす」からも一目瞭然ですね。