4月には入園や入学されるお子さんも多いですよね。育休から仕事復帰する予定の方や、新たに仕事を始められる方もいるでしょう。

総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」によると、2020年は共働き世帯が1240万世帯、専業主婦世帯が571万世帯と共働きのご家庭が今では主流です。

とはいえ、気になるのは仕事と家事・育児の両立。本当に両立できるのか、今からできる対策はないかと悩んでいませんか。

今回は働くママの割合をながめながら、家事へのストレスを減らす方法をみてみましょう。

働く育児中の女性は72.4%!

少し前の調査にはなります※が、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると18歳未満の子どもがいる家庭で仕事をしている女性は72.4%です。

※編集部注:2020年の調査は新型コロナウイルスの影響で中止となっています。

出典:厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」

上記を見ると、仕事をしている女性のうち正規で働く方は26.2%、非正規で働く方は37.8%。専業主婦の方は27.6%です。

2004年から2019年の推移を見ると、働くママは約15ポイント増えています。正規・非正規ともに2004年から約10ポイントほど増えていますね。

同調査より、児童のいる世帯の平均所得金額について、2009年から2018年の推移を見てみましょう。

出典:厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」

児童のいる世帯は2009年の697.3万円から2018年の745.9万円まで増加傾向にあります。共働きが増えているのも世帯の所得が上がる一因でしょう。

共働きが増える一方で、1人で育児を担う「ワンオペ育児」という言葉があったり、実家が遠方だったりする家庭は多いでしょう。人間にできることには限りがあります。夫婦ともに仕事も育児もしていると、日々の家事にストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。