新型コロナの拡大を受け、またしても「まん延防止等重点措置」がとられる見通しです。
経済不安が長引くと、同じ年収ラインの方のお財布事情が気になりますよね。日本の平均年収は400万円台とも言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は「年収400~500万円」の給与所得者の割合を調べ、そのお金事情にせまります。マネープランを考える上で、貯蓄のヒントとしてみましょう。
日本の給与所得者の平均年収は433万円
まずは、1年を通した給与所得者の平均を見てみます。国税庁の「令和2年分 民間給与実態調査統計」によると、給与所得の平均は433万1000円でした。「年収400~500万円」というのは、標準的な給与ラインだと言えそうです。
10年前の2010年には平均年収412万円だったので、この10年では5%の上昇です。ただ平成30年以降は減少傾向にあるので、賃金アップを実感できている人は少数派と言えるでしょう。