2022年がはじまって半月が過ぎ、そろそろ今年の目標に向けて具体的な行動をとりたい時期となりました。目標の一つに貯蓄を掲げている方もいるのではないでしょうか。

auじぶん銀行株式会社が全国の働く20~50代の女性500名を対象に行った「お金への意識と投資」によると、3人に1人が「現在、投資をしている」と回答しています(2021年12月14日公表)。さらに「2022年に頑張りたいこと」では23.2%の女性が「投資」と回答していました。

貯金に合わせて、資産運用を行う人も多い現代。とはいえ、「何からはじめればいいのか分からない」「リスクが怖い」方も多いですよね。今回は、投資と無縁だった人が今後投資をはじめるには何から始めれば良いのか、証券会社勤務の3名に話を聞いてみました。

「とりあえず」始めるならiDeCo(イデコ)とつみたてNISAから

大手対面証券会社で働く30代男性のAさんは、「とりあえず」始めるとしたらまずはiDeCoかつみたてNISAだと言います。

「もしもまだiDeCoを始めていないという人がいるのなら、まずはiDeCoを始めてみるのがいいと思う。iDeCoなら自分で投資先の配分を決められるし、元本確保型の商品もあるので自分の許容リスクにあわせて商品を選べる。

それに節税の恩恵も受けられるし、基本的に長い時間をかけて積み立てていくものなので初心者でもとりあえず始めやすいと言える。毎月の拠出額上限も大きすぎず、会社員なら月に1.2万円~2.3万円で始められるので、まずは始めてみるのがいい」と話します。

さらに、「つみたてNISAもNISAよりは長い期間保有することができるので、売却のタイミングを図りやすい。しかも、つみたてNISAでは国が定めた一定の基準を満たした投資信託にしか投資できない。比較的コストを抑えたものが選ばれているので、コストをあまり気にせずにはじめられる」とのこと。

つみたてNISAとiDeCoにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが合っているかは人により異なります。まだ何も投資を始めていないということであれば、「iDeCo」か「つみたてNISA」を始めてみてはいかがでしょうか。