20代で年収が高い職種や業種は?

「転職サービスdoda」がdodaエージェントサービス登録した正社員の20~65歳の男女(有効回答数約45万件)を対象に、2020年9月~2021年8月末に行った「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】(2021年12月13日公表)」では、20代の平均年収は341万円(男性363万円・女性317万円)でした。

同調査より、職種と業種に分けて20代で年収が高い順に見ていきましょう。

【職種別】20代の平均年収

  • 専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人):472万円
  • 企画/管理系:390万円
  • 営業系:371万円
  • 技術系(電気/電子/機械):368万円
  • 技術系(IT/通信):361万円
  • 技術系(建築/土木):361万円
  • 金融系専門職:356万円
  • 技術系(メディカル/化学/食品):339万円
  • クリエイティブ系:313万円
  • 事務/アシスタント系:303万円
  • 販売/サービス系:293万円

職種別では「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人」「企画/管理系」「営業系」などが20代の中でも年収が高い分野でした。

「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」と「販売/サービス系」では179万円の差があります。職種が年収に関係するところが大きそうですね。

30〜50代を見ると「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人」と「企画/管理系」はいずれもトップ3に入っていました。

【業種別】20代の平均年収

  • 金融:373万円
  • メーカー:369万円
  • 建設/プラント/不動産:366万円
  • IT/通信:361万円
  • 総合商社:353万円
  • インターネット/広告/メディア:347万円
  • 専門商社:346万円
  • メディカル:338万円
  • サービス:319万円
  • 小売/外食:304万円

業種で見ると「金融」「メーカー」「建設/プラント/不動産」「IT/通信」の順で多く、平均年収の差はあるものの職種ほどではありませんでした。

30〜50代をみると、「金融」と「IT/通信」はいずれの年代でもトップ3にランクインしています。

20代で車を購入するには年収500万円が理想なものの、平均年収でみると難しいことが分かりましたね。ただお住まいの地域や一人暮らしかどうか、生活水準などによっても変わると考えられるでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子