今年は冷え込む日が多く、東京でも積雪を記録した日がありました。暖房費が家計を圧迫する家庭も多いでしょう。
冬は光熱費が上がりやすく、家計のやりくりに頭を悩ませてしまいますよね。
年金生活になれば、現役時代よりも収入が減る家庭が多いです。今のやりくりも大切ですが、将来に向けて少しずつ考えはじめてみましょう。
早めに準備をすることで、選択肢はひろがりやすくなります。
年金の制度を正しく理解
まずは日本の年金制度をおさらいしましょう。下の図のように、2階建てをイメージするとわかりやすいです。
1階部分は基礎年金
1階に位置するのは基礎年金。国民年金とも呼ばれる年金で、日本に住む20歳以上60歳未満の全員が加入します。
保険料は一律で、令和3年度では月額1万6610円。毎月納付することで、将来年金を受け取れます。ちなみに40年間きっちり納めてきた人は、満額で月額6万5075円が受給できます(令和3年度の場合)。
2階部分は厚生年金
厚生年金は、基礎年金の上乗せとして会社員や公務員等が加入する年金です。保険料は収入に応じて決まり、給与天引きにて納めます。基礎年金を含んだ金額が天引きされるため、国民年金を別で納める必要はありません。
概要がわかったところで、実際の受給額を眺めてみましょう。