年金だけでは老後資金が足りないかも?
基礎年金と厚生年金の受給額を見てきました。予想より少ないと感じた方もいるでしょう。特に厚生年金のない自営業の方や、女性などは老後資金が足りない可能性が高いです。
「老後2000万円問題」も念頭に置いて、対策を考える必要があります。
まずはねんきん定期便やねんきんネットなどを活用し、自分の年金額の目安をつかみましょう。平均データに合わせ、自分の見込額を確認するのが何より大切です。合わせて会社の就業規則等で、退職金についても確認しておきましょう。
年金と退職金が、老後資金の主な収入源となります。そこから生活費として足りない分を、貯蓄で備えます。生活といっても、月々の支出だけではありません。おそらく増えるであろう、医療費や介護費用も加味することが大切です。やみくもに貯蓄額を設定するよりも、このような必要額を算出していくと、モチベーションも維持しやすいですよ。
住宅ローンや教育費などでなかなか老後資金に手が回りませんが、住宅ローンの完済・子どもの大学卒業から、定年退職まで数年しかない方も多いです。中には定年退職後まで続く方もいるでしょう。マネープランは、数十年先まで考えることでリスクを回避しやすくなります。ぜひ今日からでも将来のことを考えてみましょう。