子育て世帯の平均的な世帯年収や貯蓄は?
それでは、先ほどの厚生労働省の調査より、「児童のいる世帯」のお財布事情を見ていきましょう。
上記を見ると、児童のいる世帯の総所得は745.9万円。そのうち、雇用者所得は651.8万円です。
では、貯蓄や負債の平均はいくらでしょうか。
児童のいる世帯の平均貯蓄額は723.8万円です。最も多いのは「貯蓄がない」で11.6%。次に「500~700万円」(10.6%)、「100~200万円」(10.1%)、「1000~1500万円」(8.7%)です。
子育て世帯とはいえ、その年代や家族構成、収入などはさまざまなので貯蓄に差がみられます。
借入金額を確認すると、児童のいる世帯の平均は1119.7万円。全世帯の平均が425.1万円ですから、倍以上になります。
詳しく見ると借入金があるのは55.8%で、そのうち多い順に「2000~3000万円」(15.2%)、「3000万円以上」(10.1%)と高額です。これは住宅ローンと考えられるでしょう。
子育て世帯は平均で見れば年収651.8万円、貯蓄723.8万円とまとまった貯蓄がある印象ですが、借入金額も大きいと分かりました。