厚生年金で月額25万円以上もらう人はどのくらいの割合か

先ほど、厚生年金の支給額は勤務期間と報酬額で決まると説明しました。

では、月25万円以上もらえる人はどの程度いるのでしょうか。

※厚生年金保険(第1号)の年金月額は、基礎年金(国民年金)部分を含みます。

上の図は、厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」を元に作成した、性別・年金月額別の受給権者数を表しています。

こうして見ると、性別によって受給権者数や平均年金月額に開きがあるなどいろいろな気づきがありますが、驚きなのは、月額25万円以上もらう人が全体のわずか1.8%ということです。

男性での比率は2.7%、女性での比率は0.1%となっています。

なお、「月額20万円」とした場合、比率は全体の16.1%となります。

男性での比率は23.6%、女性での比率は1.3%となっています。

25万円の場合と比較して比率はだいぶ上がりますが、それでも全体で見れば少数派です。