新年がはじまり、気分も新たになる1月は今年のお財布事情について考えるのに良い時期。2022年に入り数々の食料品が値上げされる予定です。これまでの節約や貯蓄方法を見直して、年末年始で緩んだお財布の紐を締めたいですね。
株式会社ハルメク生きかた上手研究所が、50〜79歳の既婚男女600名を対象に行った「夫婦関係と生活に関する意識調査」によると、シニア世代のへそくり平均額は558万円。各年代で男性よりも女性の方が多く保有していることが分かりました。
実際にその金額はいくらでしょうか。50〜70代の方が気になる老後のお金事情も確認していきます。
男女別、シニア世代のへそくりの平均額と使い道は?
同調査より、50~70代のへそくり平均額をみてみましょう。
全体平均は558万円。男性は各年代でそこまで差がなく、50代で351万円、60代で291万円、70代で374万円です。
一方で女性は50代で526万円ですが、60代で851万円。70代になると796万円ですが、それでも約800万円です。
へそくりの使い道も確認しましょう。
男性は多い順に「自分の趣味や好きなことに使う」(48.2%)、「自分の欲しい物を買う」(33.6%)、「予期していない突発的な出費への備え」(30.0%)。
一方で女性は「予期していない突発的な出費への備え」(44.1%)、「自分の老後の生活費として」(39.0%)、「自分の趣味や好きなことに使う」(35.3%)の順でした。
ちなみに、男性で「自分の老後の生活費として」へそくりを貯めているのは15.5%と、女性と比べると約24ポイントの差があります。
女性で4番目に多かったのが「将来の自分の病気や介護への備え」(30.9%)ですが、こちらも男性は12.7%と約18ポイントの差が見られます。
男女ともに万が一の時や自分の好きなことのためにへそくりを貯める一方で、女性は自身の老後や病気、介護への備えのために貯めていることも分かりました。