ウンベラータを育てるときの注意点は?
肥料
観葉植物の健康的な生育には肥料は必要。ウンベラータの場合、生育期の4~9月に肥料を与えるのが効果的です。葉に栄養が行きやすい窒素分が多い肥料がおすすめで、葉色を良くし、株の生長を促してくれます。
ただし肥料のあげすぎは禁物です。肥料は定められた量を守って使いましょう。植え替えをした場合の施肥は、2週間後からおこないます。冬は休眠期に入るので施肥は控えます。
病害虫
夏場はカイガラムシ、冬場はハダニに注意しましょう。害虫は葉の表面だけでなく、裏に生息している場合があります。こまめな観察で早期発見に努めましょう。
見つけたら、箸やピンセット、ガムテープなどで捕殺したり、歯ブラシ等でこすり落とします。薬剤散布で予防したりする場合もあります。
剪定
ウンベラータの剪定は5月~9月が適期。全体のバランスを見ながら、不要な枝を根元からカットします。古い葉や邪魔な枝も切り落としましょう。
ウンベラータの枝を切ると白い樹液が出てきます。触れるとかぶれてしまうことがあるので、手袋をして作業をおこないましょう。
鉢替え
根詰まりを防ぐため、1~3年に1度のタイミングでひと回り大きな鉢に植え替えをしましょう。5月~6月頃が適期です。植え替え後の2週間は肥料を控えてください。
まとめにかえて
ウンベラータは基本的に大変丈夫な観葉植物ですが、環境が合わないと葉を落とすことがあります。葉を落とす主な原因のひとつは環境の変化です。
寒くなったり、生育環境が合わないと葉を落として延命しようとします。生育に適した環境に変えてやり、様子を見ながら世話を続けていけば、暖かくなる頃に新葉が生えてくる場合もあります。
ウンベラータは初心者でも育てやすい観葉植物。生育環境を整えてあげて、特に冬の寒さ対策にさえ気を付ければ、長く元気に育つ植物です。ぜひ挑戦してみて下さい。
大城 望