2階部分「厚生年金」の受給額はいくら?
サラリーマン(会社員や公務員など)は、国民年金にプラスして厚生年金にも加入します。
厚生年金の年金額は、現役時代の収入・年金加入期間が老後の年金額を大きく左右します。よって、実際の受給額にはかなりの個人差が出ます。
ここでは、民間企業の会社員が受け取る「厚生年金保険(第1号)」の受給額事情を見ていきます。なお、この年金額には国民年金(基礎年金)月額が含まれます。
厚生年金保険(第1号)の年金月額(2021年末)
全体平均月額:14万4366円
- 男子平均月額:16万4742円
- 女子平均月額:10万3808円
上記は国民年金の月額を含むため、厚生年金部分だけにすると、
- 全体平均月額(厚生年金のみ):14万4366円-5万6252円=8万8114円
- 男子平均月額(厚生年金のみ):16万4742円-5万9040円=10万5702円
- 女子平均月額(厚生年金のみ):10万3808円-5万4112円=4万9696円
厚生年金部分のみを比較すると、男女の金額差は2倍以上。平均年収の差や厚生年金加入期間が如実にあらわれる結果となりました。