自分に合った貯蓄方法を探してみよう

これまで日本の標準世帯である年収400万円台前半の家族のすがたとお財布事情を見てきました。

先ほどの世帯主の年齢は50歳で、911万円の貯蓄がありますが、住宅ローンを払いながらこれから大学費用等を出す可能性があります。

また、今は年金だけでは生活できないと言われる時代です。2019年には年金以外に2000万円が必要という「老後2000万円問題」も話題となりました。住宅ローンに加えて教育費、老後資金と「人生三大支出」に備えていくご家庭は多いでしょう。

現在の収入から「今年はしっかり貯蓄したい」と考える方は、まずはご家庭の1カ月の収支を見える化しましょう。家賃や光熱費、教育費、食費などを細かく書き出した後で、節約できる出費を考えていきます。

特にお金に対するモチベーションが高まりやすい1月は、固定費の見直しを行うといいでしょう。一度契約を見直せば、その後も節約が続くものが多いです。

貯蓄方法については、先取り貯金で毎月一定額を貯金する仕組みを作ると、しっかり貯めることができます。ただ、毎月赤字になってしまうと結局貯蓄から取り崩すことになるので、金額については無理のない範囲で考えましょう。

メガバンクの普通預金金利が0.001%程度という現代においては、貯金のみで老後資金まで準備するには心もとない点もあります。貯金に合わせて、運用も取り入れていくといいでしょう。

今は毎月コツコツと積み立てていく積立投資が話題です。運用なのでリスクはありますが、投資対象や購入時期を分散することである程度リスクを抑えることも可能です。

貯蓄を増やすためには、節約や運用などさまざまな手段があり、向き・不向きも人それぞれです。ご自身に合った方法を、この1月に探されてみてはいかがでしょうか。

参考資料