バランスの取れた資産配分で貯蓄上手に!
働く世帯の貯蓄と負債のようすを俯瞰しました。
今回ご紹介したデータは、家計調査の結果に基づく平均値です。ご自身の家計状況と照らし合わせたうえで、マネープランを立てる際のヒントとしていただければ幸いです。
いずれの世代も、貯蓄額に占める預貯金の割合は約6~7割。定期預金を一定額確保して備えている世帯が多いことも推測できます。
ここでぜひ見直していただきたいのが、「保有資産のバランス」です。
銀行などの預貯金は、基本的に元本割れのおそれがなく、必要なときに引き出しやすいという安心感があります。とはいえ、超低金利が続くいま、「なんとなく」お金を預けている状態では資産を増やすことには繋がりません。
当面使う予定のない資金を、運用性のある金融商品(投資信託など)にバランスよく振り分けていけるとよいですね。
つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を活用中、もしくは「今年こそトライ!」と考えている方も多いでしょう。
リスクもあるので情報収集をしながら、ご自身に合った金融商品や運用スタイルを見つけ、上手にお金を育てていければ理想的。まずは預金通帳を確認して「眠らせたままの貯金」に働いてもらう準備をスタートしましょう!
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」報道資料
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」詳細結果表(第8-5表)
鶴田 綾