2021年に引き続き、2022年も怒涛の値上げラッシュが待っています。小麦粉・コーヒー・加工食品などなど……。私たちの家計に打撃を与えそうですね。

そこで気になるのが他人のお財布事情。自分と同じような年収ラインの家庭では、どれくらいの貯蓄を備えているものなのでしょうか。

今回は「年収500万円台の世帯」に限定し、そのお財布事情にせまります。家族の構成や貯蓄事情の平均と比べつつ、自分自身の家計やマネープラン(※編集部注)を見直すヒントとしていただければと思います。

【※参考記事】つみたてNISAかイデコ始めるなら、正直どっちがいいか?イデコで資産1000万円の達人に聞いてみた

「年収500万円台」は約10%

国税庁の「令和2年(2020年)分 民間給与実態統計調査」を参考に、給与所得者の年収ごとの割合を見てみます。

最も割合が多かったのは「年収300万円超400万円以下」で17.4%。ついで「200万円超300万円以下」が15.5%で、100万円~500万円以下が多い結果になりました。

【男女計】給与階級別給与所得者数・構成比

1年間を通じて勤務した給与所得者の年間平均給与は433万円。その分布をみる!

ボリュームゾーンは「200万~400万円」あたり

年収500万円超の人の割合は以下のとおりです。

  • 500万円超600万円以下:536万6000人(10.2%)
  • 600万円超700万円以下:339万5000人(6.5%)
  • 700万円超800万円以下:231万3000人(4.4%)
  • 800万円超1000万円以下:240万5000人(4.6%)
  • 1000万円超2000万円以下:213万7000人(4.1%)
  • 2000万円超:26万9000人(0.5%)

本題の「500万円超600万円以下」は、10.2%という結果になりました。約1割は年収500万円台ということになります。