キャッシュフローをさらに良くするには?

もっと保有時のキャッシュフローを良くしたい場合は、次のような点を検討すべきです。

借入金利を下げる(要交渉)

借入利息として、経費が減るとともに、キャッシュアウトするお金も減ります。

借入期間を延ばす(要交渉)

毎月の元本返済が少なくなるため、キャッシュアウトするお金が減ります。

個人ではなく新規法人で購入する(税率差を活かす)

新規法人の場合、最低の税率が約21%のため、支払う税金がへりキャッシュアウトするお金が減ります。

建物割合を上げる(減価償却費を増やす)

減価償却は、建物価格を耐用年数で割って一年あたりに計上する金額を決めています。建物割合がUPすると、減価償却費という経費が大きくなり、不動産所得が下がります。不動産所得が下がると、所得税+住民税の支払いが減りキャッシュアウトするお金が減ります。

ただ、不動産投資は、保有中のキャッシュフローだけで投資が成功したかを判断することはできません。なぜなら、売却することで初めて投資業績が確定するからです。

なので、物件保有中の損益計算書やキャッシュフローだけでなく、売却時の貸借対照表まで考えることが必要です。