2022年が始まりました。「今年こそは貯蓄を増やしたい」とお考え方のいるかもしれませんね。
新しい年がスタートする1月は、「つみたてNISA」を活用した資産運用を始めるのに絶好のタイミングです。
なぜ1月だと良いのか、つみたてNISAの制度の概要と合わせてわかりやすくご紹介します。また、いそいでつみたてNISAの口座を開設する方法も見ていきましょう。
つみたてNISAは1月スタートがいい理由
NISAは、一定条件のもと、投資で得た配当金や売却益などの利益にかかる税金を非課税とすることができる制度です。
NISA制度のうち、年間40万円の非課税枠で、最大20年間非課税(非課税運用額は最大総額800万円)とすることができる「つみたてNISA」は、「1月から投資をスタートすると積立金額の設定が分かりやすい」というメリットがあります。
つみたてNISAで年間40万円の非課税枠をすべて活用する場合、単純に計算すると、月に投資する金額は「3万3333円(40万円÷12ヶ月)」です。証券会社のつみたてNISA制度は、毎月の投資額の上限がこの3万3333円に設定されています。
2022年1月からつみたてNISAを始めると、毎月の投資額を上限額の3万3333円に設定すれば、自動的に1年間で非課税枠40万円まで投資することができます。非課税メリットを最大限に活用することが可能でしょう。
一方で、たとえば5月など年度の途中でつみたてNISAを始めた場合、上限額の3万3333円で積立額を設定しても、年間で投資できる金額は約26万6千円(3万3333円×8ヶ月)です。
非課税枠の40万円を使い切るためには、残り約13万4千円分(40万円-26万6千円)の投資額について、別途、証券会社で積立金額の増額設定やボーナス設定などの手続きを行わなければなりません。
できるだけ手軽に、複雑な手続きをせずに投資を行いたいと考えている場合、1月からつみたてNISAで資産運用を始めるのが最も分かりやすいでしょう。