12月も終盤に入り、2021年もあと僅かですね。

来年に向けて、新たに投資を始めようと検討されている方も多いのではないでしょうか。

投資と聞くと、まず思い浮かべるのが株式投資という方も多いと思いますが、その場合、税金の扱いがどうなるか気になるところですよね。

そこで本日は、10年以上大手証券会社に勤務した経験のある私から、株式投資をした場合、確定申告は必要になるかについてお話しさせていただきます。

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確定申告の仕組みとは

まずは、確定申告の仕組みについてお伝えします。

確定申告は、主に自営業やフリーランスの方が対象になり、毎年2月15日から3月15日の間に原則前年の所得をまとめて申告し一括か分割で税金を納める方法のことです。

ただ、会社員でも住宅ローン控除を初めて受ける方や、給与所得以外に副業等で收入がある方、年収が2000万円以上を超える場合などは別途確定申告が必要になります。

また、確定申告には「白色申告」と「青色申告」があり、白色申告の方が簡単な手続きにできます。ただ青色申告の方が、申告方法が複雑ではあるものの所得から最大65万円の控除があるなど、節税効果が大きい申告方法になっています。

それでは、この確定申告を株式投資という観点で考えた時に、どのような場合に必要になるかを見ていきましょう。