株式投資のデメリット
株式投資のデメリットのひとつに、金融機関が融資をしてくれない点が挙げられます。不動産投資と比べると、元本より大きな金額で投資を行う余地が小さいといえるでしょう。不動産投資や為替に投資するFXなどは高いレバレッジをかけられる投資手法ですが、株式ではレバレッジをかける余地は3倍程度です。
また、価格変動が激しく、損失リスクが大きいのも注意したいところ。株式はハイリスクな商品で、業績や経済環境が悪ければ、大幅な損失が発生するケースもあります。
ルール通りに売買するには胆力(度胸)が必要
株式投資では利益をいかに出すかに意識がいきがちです。ただ、予想と異なる値動きによって損失が出た場合に、損切するなどして、ルール通りに対応できるかがポイントになります。損切りが重要だとわかっていても、損失を確定させることに抵抗があるもの。「いつか戻るはず」という根拠のない考えが頭をめぐるため、胆力(度胸)が必要です。
また、保有期間の収入は、半年に一度、もしくは得られない可能性があるのも注意したいところ。配当収入を重視した場合に当てはまりますが、株式を保有している間に定期的に得られる配当収入は、多くの企業で半年に一度しか受け取れません。そのほかの収入は、株価が上昇したタイミングでうまく株式を売却し現金化しなければ現金としては手元に入ってきません。
不動産投資と株式投資の3つの共通点
このように同じ投資でも、色々な違いがありますが、共通している点も下記のようにあります。
- 自己責任である点
- キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙う点
- 人を雇う必要がない点
どちらの投資をされるとしても、他人任せにはせずに自分の意志で判断することが大切です。
不動産投資専門 叶税理士法人/叶会計事務所 萱谷 有香