不動産投資のデメリット

ここからは、不動産投資のデメリットに触れていきます。

不動産投資は、投資というより経営に近いため、知識を蓄える範囲がとても幅広くなります。銀行や業者、専門家など様々な人とのコミュニケーション能力も必要となってくるでしょう。不動産業者に買い手・売り手を見つけてもらう必要があります。

また、すぐに売却できないため流動性に難があります。購入条件が悪ければ、長い期間苦しむことになります。短期間で儲けることは難しいとも言えるでしょう。

さらに、税金の計算が複雑で、損益計算書にて、細かく計算する必要もあります。所得税率は5%~45%、法人税等の実効税率は21%~33%となり、同じ物件であっても購入名義によって支払う税金が異なってきます。

空室や災害、さまざまなリスクも

不動産投資で注意したいポイントとして、空室リスクがあります。空室が発生してしまうと家賃収入が減少し、ローンの支払いがある場合、月々の収支が赤字となる可能性もあります。

また、災害リスクも気を付けたいところ。地震や台風、火災などで物件が損壊してしまうと家賃収入が得られない中で大規模修繕が発生してしまいます。火災保険などに加入しておくことで、ある程度の対策を施すことは可能ですが、すべての災害リスクを完全に回避することは難しいでしょう。